
プロフィール
はやし しおん
(カウンセリングネーム)
保有国家資格
・公認心理師
・保健師
・看護師
・養護教諭2種
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公認心理師
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保健師
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看護師
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養護教諭2種
公認心理師からお伝えしたいこと
懸命に毎日を生きていらっしゃる皆様へ…
私の体験
2016年4月に左乳房に癌が見つかりました。2015年11月の検査では問題なかったのに…。
6個以上リンパ転移が認められ悪性度の高いタイプの癌でした。
2016年5月には右乳房にも癌が見つかり、これは左とは全く違うタイプの癌でした。
半年の抗がん剤治療後、つるつるの頭で両側の乳房の手術を受けました。
その後両側の乳房の放射線治療をし、右側の癌の治療のため服薬が開始となり2025年7月に服薬が卒業となりました。
死ぬかもしれない…。その恐怖は言葉にできません。左の乳癌が分かってまだ絶望で心がいっぱいな中で、
右の乳房の異変を感じた時、私は手元のノートに「どうか私を気絶させてください」と記しました。
「一時でいい、意識を無くしたい…そうでないと自分が保てない」そんな気持ちだったのだと思います。
保健師という仕事柄、いろいろなご病気の方の健康相談を受けてきました。心の相談も受けてきました。
でも実際に自分がなってみると、わかっていたようで何もわかっていなかったことに気づきました。
たくさんの人の支えがあって、今私は生きています。
抗癌剤の点滴ボトルを見ながら「もし無事にこの治療が終わって生きていたら、同じ思いをし、今懸命に生きている人の声を、
お話を聴かせて頂きたい。話すことで、伝えることで、崩れそうな気持が保てる時が人にはある」そう思いました。
病気から学んだこと
癌になってつらいことはたくさんありましたがよかったこともあったんです。「自分は自分でいいんだ」と思えたことです。
病気になる前の私は、世の中の価値観を自分の価値観の様に思っていて何となく行き苦しい毎日を過ごしていました。
癌という病気になって、死をより一層現実的に自分のこととして感じた時自分がどうありたいのか考えるようになりました。
自分の価値は人と比べて決まるものではない。自分の価値は自分で決めていい。
自分らしく、自分の心がときめく時間を大切に過ごしていいんだと初めて思えました。毎日は沢山の選択に溢れています。
この先の人生に大きな影響を与えるような選択が必要な場面もあります。
どの道に進もうか迷った時、病気になる前の私は、メリットとデメリットを書き出してより良い方を選ぼうとしていました。で
も今は、自分のたった一度きりの人生、心がワクワクし、自分が楽しいと感じることを選べばいいと心から思えるようになりました。
皆さまへのサポート
自分では変えられない「環境や、人間関係、出来事」に気持ちを持っていかれイライラしたり、不安になったり、悲しんだりすることなく、自分で自分の心を整え、目の前の状況に対してより良いコンディションで対応していく。そのためには医学的な視点から、ちょっとしたスキルを身につけると、うまく過ごせることがあります。必要な方にはそんなスキルもお伝えします。
皆さんが、自分では変えられない状況と戦わず、気分良く幸せな気持ちで過ごせるようにお手伝いが出来たらと思っています。